FAデータストレージサービスblog

FAデータストレージサービスは、M2Mで産業用設備からの自動データ収集を実現し、効率的な保守対応を可能にするクラウドサービスです。

M2M導入前の遠隔調査

M2M導入の動機付けは色々あります。

  1. 現場が遠いけど監査がそこそこの頻度で必要(海外のM2Mのモチベーションは殆どこれ)
  2. 多数箇所の状況を一定基準で維持する必要がある際に一括管理が効率的(スタバの動機がこれかな)
  3. 法の規制を受けている
  4. トラブル・災害等で一定期間常時監視が必要になる
  5. 自社製品・サービスの付加価値向上
  6. (オンプレじゃなくてクラウドの理由はM2M以外と同じく)サーバサイドのメンテフリーでアップデートもかかる

今回の主題は1で、これは我々プロバイダにとっても導入前の調査等での課題となることが多々あります。M2Mもクラウドの一種ですが、クライアントがPCやスマートデバイスユーザビリティが高くないため、普及拡大のためには都度技術員を派遣していは時間を含めて不用意にコストがかさびます。

 

すべて新規導入の時には調整の過程で色々と確認出来ますが、現地の測定系の機器が導入済みの場合は、それに合わせた設定が必要で、事前調査が必要となります。今回の試みはこのような導入前の調査も最小限のリソースとコストで終えてしまおうというものです。ポイントは2つです。

 

  • 既存構成にも影響を与えず遠隔で現地が覗けるネットワーク環境の構築
  • 上記環境構築のために、現地にルータを持って行ってもらい容易に作業してもらうためのワークフローの準備

 

現地対応はゼロには出来ないので、これには現場に常駐もしくは定期的に訪問機会があるプレーヤさん(太陽光だと施工・保守インテグレータさん、一般の建設工事なら電気工事屋さん等)のご協力が欠かせません。そして、お願いするからにはプレーヤさんの負担も最小限でなければなりません。

 

また、既に運用中のシステムの統合化や一部更新のケースでは現地のネットワーク、組み込みデバイスの各設定状況や接続状況を確認し、不用意な運用システムの中断やそれによるお客さま業務支障は絶対にあってはなりません。簡単に間違いなく現地で作業頂くことも重要な要件です。この辺りはオール新設より気を遣います。

 

作業としては、次のステップになります。

  1. 現地に調査用ネットワーク(以下、NWと略します)を構築するためのVPNルータを送る
  2. 現地既存NW構成を確認してもらう(NWアドレスとデフォルトゲートウェイ
  3. 現地ルータを既存NW環境と同じ体系に遠隔で設定変更
  4. 調べたい現地端末でのケーブル切替(既存NW→調査用NW)
  5. 遠隔調査
  6. 現地端末のケーブル切戻(調査用NW→既存NW)
  7. お客さまによる正常性確認(いつもと同じに戻っているか)

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(一番の難所は調査用NWの体系を既存NWに合わせるところ)

 

細かい話はありますが、基本的にこれでOKです。あとは、本番運用のための機器を今回得られた情報を用いて設定し、これを現地に送りセットしてもらう・・・という流れになります。

 

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(遠隔調査のイメージ)

 

 


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